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金水引
「金水引〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
金水引の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
はしなくもその床わきの地袋の、二枚引き戸の合わさりめから、ちらりとはみ出している
金水引きの端を見つけました。同時です。がらりあけて中を見ると、島台に飾られた紅白....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
、傍らの風呂敷包を探って、無言のままそこへ差出したのは見事な菓子折でした。しかも
金水引に熨斗をつけた見事なその菓子折を差出しておくと、奇怪なあの目を空に見開いた....
「十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
方形の箱を見たなら、一層に異様に思ったことであろう。 その箱が桐で出来ていて、
金水引きがかかっていて、巨大な熨斗が張りつけられてあり、献上という文字が書かれて....
「予言」より 著者:久生十蘭
安部は一人で居間にいると、四時近くになって、小間使が松濤の石黒さまからといって、
金水引をかけたものを持ってきた。四寸に五寸くらいのモロッコ皮の箱で、見かけに似ず....