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金牌
「金牌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
金牌の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「カーライル博物館」より 著者:夏目漱石
の誕生日の記念のために鋳《い》たという銀牌《ぎんぱい》と銅牌《どうはい》がある。
金牌《きんぱい》は一つもなかったようだ。すべての牌《はい》と名のつくものがむやみ....
「金魚撩乱」より 著者:岡本かの子
眼と口とがぽっかりと現れて来る。 二三年前、O市に水産共進会があって、その際、
金牌を獲ち得たこの金魚の名品が試験所に寄附されて、大事に育てられているのだ。すで....
「赤い貨車」より 著者:宮本百合子
あった。 「自分でおかしくなってしまいますわ、二つの外国語を知っていて、中学校を
金牌で出た女がこんな仕事しかないなんて……」 それは食卓でのことで、思わず彼女....
「火事教育」より 著者:寺田寅彦
ずるのである。科学国の文化への貢献という立場から見れば、むしろ、このほうが帝展で
金牌をもらうよりも、もっともっとはるかに重大な使命であるかもしれないのである。 (昭和八年一月)....
「空想日録」より 著者:寺田寅彦
に対して不平|怨恨の眼を向けるという事実である。つまり言わば某陶工が帝展において
金牌を獲たときにその作品に使われた陶土の採掘者が「あれはおれが骨折って掘ってやっ....
「マリア・バシュキルツェフの日記」より 著者:宮本百合子
姫まがいに運ばれている。そしてついにマリアは、実は彼女の絵の教師が貰ったサロンの
金牌を、彼女へおくられたものとして持って来るモウパッサンの愛の偽りに飾られて死ぬ....
「作画について」より 著者:上村松園
正に私の花ざかりとでも言うべき、華やかな結果を生んだのでした。 (授賞席順)
金牌 大原の露 下村観山 銀牌 雪中放鶴 菱田春草 木蘭....
「画筆に生きる五十年」より 著者:上村松園
四十一年 「月かげ」文展第二回出品(三等賞)「桜がり」北陸絵画共進会出品(一等
金牌)「秋の夜」新古美術品展出品(三等銅牌) 同 四十二年 「花見」ロンドン日英....