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「釘貫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

釘貫の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
島原の乱」より 著者:菊池寛
軍を進めついに大江門を抜いた。 もう此頃には、三の丸池尻門辺に、上白下黒白黒の釘貫の旗や、白い鳥毛二つ、団子の馬印が立てられて、有馬|豊氏、同忠郷の占拠を示し....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
賊の用心のためである。しかしながらこの外堀のみでは、安心ができぬによって、さらに釘貫をつけそのうえ土塀の内側にいま一条の堀を廻してあった。されば南門からして入っ....
怪異黒姫おろし」より 著者:江見水蔭
って、腰の印籠に眼を付けたのが憎らしい。印籠は僅かに二重、出来合の安塗、朱に黒く釘貫の紋、取ったとて何んとなろう。中の薬とても小田原の外郎、天下どこにもある品を....