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釜敷
「釜敷〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
釜敷の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「少年時代」より 著者:幸田露伴
て居らしったそうです。此復読をすることは小学校へ往くようになってからも相替らず八
釜敷いうて遣らされました。併しそれも唯机に対って声さえ立てて居れば宜いので、毎日....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
。 そんな家から小官員《こかんいん》さんの新家庭へゆくと、伯母さんは多い毛をお
釜敷《かましき》のような束髪にねじって、襟なしの着物で、おかみさんでもひっかけ(....
「赤格子九郎右衛門の娘」より 著者:国枝史郎
張本赤格子九郎右衛門の娘だよ!」 「泥棒! 泥棒!」と喚き立てる夜鷹。 「ええ八
釜敷!」とサット突く。 ドンという水の音。パッと立つ水煙り。夜鷹は木津川へ投げ....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
庵や味噌漬を盛りあわした、鉢や、重箱や、切溜などが十ちかくも運びこまれた。汁鍋は
釜敷を置いて二ヵ所に裾えられ、鉢や、重箱や、切溜は、適当の距離をおいて、古ぼけた....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
七つ道具を背負う様に似ているところからその名を得たのでありましょう。余目で出来る
釜敷にも立派な形のがありました。 また「尾花帽子」といって猟人などが被る帽子が....