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「釣友〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

釣友の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
荒磯の興味」より 著者:佐藤惣之助
うで興味はあるが、いざ釣となると、魚はその本性に還って、より競争的に餌を求める。釣友大久保鯛生君は八丈島から伊豆の荒磯に潜水し、よく魚の習性を研究しているが、特....
香熊」より 著者:佐藤垢石
ぶ平家の落ち武者が営んだ部落へは、訪う人が少ない。 三、四年前の四月の末、私は釣友三人と共に、この湯西川渓谷から、富士ヶ崎峠を越えて、奥日光の上呂部渓谷へ降り....
食指談」より 著者:佐藤垢石
原の蕎麥を絶讃したい。 富士見でも、高原療養所の小使が打った蕎麥が素敵である。釣友正木不如丘博士が療養所の院長であるが、富士見に香味優れた蕎麥と、蕎麥打ちの名....
石亀のこと」より 著者:佐藤垢石
念に思う。 今年も、もう餌釣りの季節に入ったから、再遊を試みないか、と、土佐の釣友、森下雨村氏から、つい二、三日前手紙がきた。....
鯛釣り素人咄」より 著者:佐藤垢石
に割合が小さい舟であっては客一人、船頭一人、助手一人といった数にしたいのである。釣友と一緒であって止むを得ない場合は客が二人までは結構であるけれど、三人乗り込む....
」より 著者:佐藤垢石
一 南紀の熊野川で、はじめて鮎の友釣りを試みたのは、昭和十五年の六月初旬であった。そのときは、死んだ釣友の佐藤惣之助と老俳優の上山草人と行を共にしたのである。 私らは、那智山に詣....
姫柚子の讃」より 著者:佐藤垢石
まり、小杯を相手として静かに鰍の漿を耽味したのであった。 折りから訪ねてきた一釣友に、この小国川は鮎ばかりでなく鰍にも名のある渓であるときいた。小国川は昔、判....