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鈍臭
「鈍臭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鈍臭の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「明暗」より 著者:夏目漱石
のできたてで、あれが通ると、みんなふり返って見た時分だったからね」
「うん、あの
鈍臭《のろくさ》いバスがまだ幅を利《き》かしていた時代だよ」
その
鈍臭いバスが....
「蛍」より 著者:織田作之助
るその手の左利きをお定はふとあわれみそうなものだのに、やはり三角の眼を光らせて、
鈍臭い、右の手使いなはれ。そして夜中用事がなくても呼び起すので、登勢は帯を解く間....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
植物ノ様ナ」という意味の種名がつけられたのであるがじつはガンピ属である。 私は
鈍臭くてこれまでこれをセンジュガンピというそのセンジュの意味が解せられなかった。....
「澪標」より 著者:外村繁
の深いのは清楚な感じであるが、却って擽ってみたくなる。土ふまずの浅いのはいかにも
鈍臭いが、げてもの的好色をそそる。猥褻物陳列罪というものがあるそうだが、私のよう....