鈴の綱[語句情報] »
鈴の綱
「鈴の綱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鈴の綱の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「金魚」より 著者:豊島与志雄
りるよ、」と彼は叫んだ。「降りますか、お早く願います、」と車掌は云いながら、強く
鈴の綱を引いた。電車は急に止った。ごとんと反動が来た。彼は人並に揺られて、金魚入....
「墓地展望亭」より 著者:久生十蘭
《フォンテーヌ》が置かれてあった。 竜太郎は玄関の大扉のそばに垂れ下っている呼
鈴の綱を引いて案内を乞うたが、いつまでたっても誰れもやって来ない。邸の内部には人....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
こからは、いわゆる殿上で、清涼殿の南の廂にあたるところである。そして謂うところの
鈴の綱は、廊の隅柱から校書殿の後ろのほうへ張られてあり、主上の御座で蔵人らを召さ....