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鉄炮
「鉄炮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鉄炮の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「織田信長」より 著者:坂口安吾
さとって、自分の家来に三間半の長槍を用意させたほど用心ぶかい男であった。つゞいて
鉄炮の利をさとり、主戦武器を
鉄炮にかえた。これが彼の天下統一をもたらしたのだが、....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
いますが、今年は潮だちがよろしゅうございましたので、このごろでございましたらば、
鉄炮洲《てっぽうず》の高洲、……まず、久志本《くしもと》屋敷の棒杭から樫木までの....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
ってもどりの客の総浚《そうざら》い。麻布へひとり、すぐ取って返して芝口へひとり、
鉄炮洲へひとり。夕方のぶんからあわせて往きと帰りで十一人。さすがのアコ長、とど助....
「あのころ」より 著者:上村松園
いっぱいになったと言われています。 ところが、京都のどんどん焼きとも言い、また
鉄炮焼きとも言って有名な蛤御門の変で、隣の家へ落ちた大砲の弾から火事を起こし、そ....
「瘠我慢の説」より 著者:木村芥舟
予の初めて先生を知りしは安政六年、月日は忘れたり。先生が大阪より江戸に出で、
鉄炮洲の中津藩邸に住われし始めの事にして、先生は廿五歳、予は廿九歳の時なり。先生....