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鉛丹
「鉛丹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鉛丹の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
* 震災の火事の焼け跡の煙がまだ消えやらぬころ、黒焦げになった樹の幹に
鉛丹色のかびのようなものが生え始めて、それが驚くべき速度で繁殖した。 樹という....
「元禄十三年」より 著者:林不忘
あるいは大理石《マルメル》の観をなさしむる法、とくらあ。まず材をよく磨きてのち、
鉛丹《たん》に膠水《にかわ》、または尋常《よのつね》の荏油《えのゆ》仮漆《かしつ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
をナマンと呼び、眼に塗れば視力強く、邪鬼に犯されず、猴王を拝むに土曜最も宜しく、
鉛丹と油はその一番好物たり。ハヌマン味方の創《きず》を治せんとて薬樹を北海辺に探....