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鉤針
「鉤針〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鉤針の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「河明り」より 著者:岡本かの子
見詰められるものではない。けれども、この娘には女と女と出会って、すぐ探り合うあの
鉤針のような何ものもない。そして、私を気易くしたのは、この娘が自分で自分の美しさ....
「温泉」より 著者:梶井基次郎
春になると蕨。蕗の薹。夏になると溪を鮎がのぼって来る。彼らはいちはやく水中眼鏡と
鉤針を用意する。瀬や淵へ潜り込む。あがって来るときは口のなかへ一ぴき、手に一ぴき....