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「銅器〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

銅器の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
満韓ところどころ」より 著者:夏目漱石
た所に相生《あいおい》さんの家がある。西洋館の二階を客間にして古い仏像やら鏡やら銅器陶器の類《たぐい》を奇麗《きれい》に飾っているから、客間を見ただけではただ一....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
に石器時代以来、すなわち、数千年間スカンジナビアに住居していたということ、また青銅器時代の遺物の発見されたものから考えても、この時代にスカンジナビアに特別な高級....
茶の本」より 著者:岡倉覚三
の三尊崇拝も、決して均斉の表現に反対したものではなかった。実際、もしシナ古代の青銅器具または唐代および奈良時代の宗教的美術品を研究してみれば均斉を得るために不断....
骨董」より 著者:幸田露伴
かというと、骨董は古銅の音転である、という説がある。その説に従えば、骨董は初は古銅器を指したもので、後に至って玉石の器や書画の類まで、すべて古いものを称すること....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
、玻璃、薬種、酒類なぞがそこからはいって来れば、生糸、漆器、製茶、水油、銅および銅器の類なぞがそこから出て行って、好かれ悪しかれ東と西の交換がすでにすでに始まっ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
火を息《いき》する四の雪白馬が牽く車に乗る(第六図)。第七図は、デンマーク国古青銅器時代の青銅製遺物で、馬が日の車を牽くを示すらしく、その日に充《あ》てた円盤に....
マクシム・ゴーリキイの発展の特質」より 著者:宮本百合子
合図の言葉を知らされて、「燕のように迅く」或る場末町へ走って行った。そこは小さな銅器工の仕事場であった。そこには異様に青い眼をもった縮毛の男がいた。ゴーリキイは....
マクシム・ゴーリキイの伝記」より 著者:宮本百合子
、合図の言葉を知らされて「燕のように迅く」或る場末町へ走って行った。そこに小さな銅器工の仕事場があった。暗い仕事場の中には異様に青い眼をもった一人の縮毛の男がい....
家常茶飯 附・現代思想」より 著者:森鴎外
り。その脇に台あり。その上に色々の形をなしたる筆立に絵筆を立てあり。筆立の中には銅器にて腹のふくらみたるも交れり。絵具入になりおる小さき箪笥。その上には色々の雑....
成仙」より 著者:田中貢太郎
るところであった。弟は大いに驚いたが思いついたことがあるので、その爪を傍にあった銅器と鉄器の上に置いてみると、それも一いち黄金になった。周の弟はこれがために富豪....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
あ》げ、次に蒔絵《まきえ》、鋳金《ちゅうきん》、彫刻、象牙細工《ぞうげざいく》、銅器、刺繍《ししゅう》、陶器各種の制作者中|各《おのおの》一人《いちにん》を選び....
空罎」より 著者:服部之総
十六条 米、大麦、小麦、大豆、小豆、石炭、美濃紙並びに半紙、書籍並びに地図類、銅器類は会所取引以外は可ならず。 十七条 銅、刀剣類同断、付属の小道具類、甲冑並....
長崎の鐘」より 著者:永井隆
からなんでも原子でやるんだなあ」 「そうだ、原子時代だ。人類は大昔から石器時代、銅器時代、鉄器時代、石炭時代、石油時代、電気時代、電波時代と進歩してきて、今年か....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
は銅町であります。よい家並が今も揃っております。往来をはさんで両側はほとんど凡て銅器の店であります。店の裏にはすぐ仕事場が続きます。概して置物類は面白くありませ....
建国の事情と万世一系の思想」より 著者:津田左右吉
たシナ人と接触したことによって、はじまったのである。彼らはここでシナ人から絹や青銅器などの工芸品や種々の知識やを得て来たので、それによってシナの文物を学ぶ機会が....