» 銭財

「銭財〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

銭財の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
自警録」より 著者:新渡戸稲造
ん》所有者の精神いかんを明らかにして、初めて決すべきものであると思う。すなわち金銭財産を精神化するにあらざれば、社会の安寧《あんねい》進歩は覚束《おぼつか》ない....
十二支考」より 著者:南方熊楠
代りに王に乞うて五十日間あまねく貧民に施さしむ。王その志を感じ布施五十日の後多く銭財を附けて本国に送り還す、太子国に帰りてことごとく銭財を貧民に施し父母と妃の止....
十二支考」より 著者:南方熊楠
子珍すなわち辺先生を辞し、家に帰って父を見るに、なお息しいるので、火急に酒脯銭財を郊に致《いた》し、祭り、三たびその名を呼ぶと、玄石白馬に乗り、朱衣を著《つ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
種々異態あれどもと仏説に出たのだ。 『摩訶僧祇律』三にいわく、過去世に婆羅門あり銭財なき故、乞食して渡世す。その妻、子を産まず、家に那倶羅《なくら》虫ありて一子....