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鋼索
「鋼索〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鋼索の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「災難雑考」より 著者:寺田寅彦
たのに驚いて生徒が騒ぎ立てたので、振動がますますはげしくなり、そのためにつり橋の
鋼索が断たれて、橋は生徒を載せたまま渓流に墜落し、無残にもおおぜいの死傷者を出し....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
吊下げ式の運搬器も、その鉄塔も、爆風のため吹きとんでしまい、今は切れ切れになった
鋼索が、赤い土のあいだから、枯草のように顔を出しているだけであった。 それより....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
なければならない。あのままでは、きっと見つかってしまうであろうと思った。 太い
鋼索をたよりに、昇降階段をすべるように駈けおりていたとき、とつぜん彼の鼻先にどー....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
を打ち込み、杭の頭には針の孔のように輪が造られて、夫へ彼の大きな岩から垂れ下げた
鋼索が引き通されている。「カンジキを穿いてあの雪の上をザクザク歩いたらどれ程愉快....