錐状[語句情報] »
錐状
「錐状〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
錐状の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「特許多腕人間方式」より 著者:海野十三
ットのときにかぶるような器械兜に似ていたが、形は、むしろピエロのかぶるように、円
錐状をなしていた。そしてどこか、起重機にも似ているし、また感じが、歯科医の使うグ....
「白峰山脈縦断記」より 著者:小島烏水
腰から上、全容を現わした、木曾駒ヶ岳も近くに立ち上った、方々から頭を白く削った稜
錐状の山々が、波のように寄せて来た。 脚下の谷へ追い落された水蒸気の団々は、反....
「夢殿殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
、指頭が細く尖って異様に光っているばかりではなく、膝蓋骨から下の擂木は、殆んど円
錐状をなす迄に萎え細っていた。それから推して考えてみるに、夢殿の何処かには、恐ら....
「雪」より 著者:中谷宇吉郎
角柱系のものとは全然別種と考えることにした。 2 角錐、角柱及び砲弾型 角
錐状即ちピラミッド型の雪の結晶は、スコレスビーが北極に近い地方で初めて発見してそ....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
。そのまた北寄りのこれはやや小高く辷り上った傾斜面の中程に、鼠いろの天幕が一つ角
錐状に張られてある。 見ていても激しい荒波である。それも強雨の霧しぶきの中の浜....