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「錨地〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

錨地の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地中魔」より 著者:海野十三
。 コレヤ丸入港 米国がえりのコレヤ丸は、疲れ切った船体を、港内の四|号錨地へ停めた。 停まるを遅しと一艘のモーターボートが横づけになった。ドヤドヤと....
怪塔王」より 著者:海野十三
をさまたげているのに―― 大爆発 1 怪塔は、ついに勿来関の投錨地からぬけだし、大空むけてとびだしました。ここにふたたび怪塔ロケットとなって、....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
演習の時間表など、めちゃめちゃになってしまった。それでも飛行島は、まず無事に元の錨地へ帰着することができた。錨をがらがらと入れたとたんに、東の空が白みだしたとい....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
が最初から我々の頭にあるものですから、石巻とは言い条、寧《むし》ろここを我々の投錨地《とうびょうち》――次第によっては当分、第二の根拠地と想像して、予定してやっ....
決闘」より 著者:神西清
料理女のオリガが、水差しと銅の金盥とタオルと海綿を持って、後からついて行く。沖の錨地に、汚れた白煙突をした見慣れぬ汽船が二艘碇泊している。外国の貨物船らしい。白....
沈黙の水平線」より 著者:牧逸馬
ンへ寄港したもので、今も言ったように倫敦を指しての復航だから、ダアバンの次ぎの投錨地は、同じく南亜の突端ケエプ・タウンである。新造船で、ロイドの船籍簿にはA1―....
汽船が太平洋を横断するまで」より 著者:服部之総
リと立っているだけだ。 ダナが訪れた一八三五年のサンフランシスコは―― 「投錨地の付近といわず、およそ湾岸全体、人影一つなかった……ふなべりを猛禽や渡鳥がか....