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録音
「録音〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
録音の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「演技指導論草案」より 著者:伊丹万作
以外のものが、演技指導に関係のあることを直接俳優に言ってはいけない。 たとえば
録音部が直接俳優にむかってせりふの調子の大小を注文したり、カメラマンが直接俳優に....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
よ」 帆村は受話器をもとへもどして、立ちあがりざま、テレビ電話の映写幕のなかに
録音器を抱きあげて目を丸くしているカークハム氏にいった。 「わかったでしょう。三....
「ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
おいつものようにお煙草はおひかえ願います。それから暗黒の中においても、写真撮影と
録音とは、絶対におことわりいたします。では幹部の方々。黒幕を三重にはって、この部....
「金属人間」より 著者:海野十三
。得心《とくしん》のいくまでゆっくり見て、見料はたった三十円だ。写真撮影、写生、
録音、なにしてもようござんすよ。いらっしゃい、いらっしゃい、というのはどうだ」 ....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
兵は、耳に入る本営からの命令を復唱した。そして、一方の手をつかって、巧みにそれを
録音した。中尉からの命令があり次第、すぐにも全軍に、それを放送する準備のためであ....
「什器破壊業事件」より 著者:海野十三
……」 「あっはっはっ、あの声ですか。あれは所員がいて、声を出したわけではなく、
録音の発声器なんです。自動式に、訪問客に対して挨拶をする器械なんですよ。嘘だと思....
「地球要塞」より 著者:海野十三
早口に喋る。 「六万MC、するとこの間も、ちょっと聴《きこ》えた怪放送だね。――
録音器は、廻っているだろうね」 「ええ、始めから廻っています」 「ああ、よろしい....
「独本土上陸作戦」より 著者:海野十三
と、姿は見えないが、特徴のある博士の声で、この文句がくりかえし響くのであった。
録音による遺書が、オートマティックに反復放送されているのだった。 あの新兵器発....
「時限爆弾奇譚」より 著者:海野十三
正しき時を刻んで、正確なる爆発を……」 残念ながら、咄々先生の言葉は、これ以上
録音することが不可能の事態とは相成った。なぜなれば、咄々先生の舌が、一抹の煙と化....
「不沈軍艦の見本」より 著者:海野十三
さあ白状なさい」 「なにを白状しろというのか、困った新聞記者じゃ」 「いや私は、
録音器持参の放送局員です。博士から一言うかがえばよろしい。あの赫々たる日本海軍の....
「火星兵団」より 著者:海野十三
崩壊の警告講演は、もちろん地球の隅々にまでも達した。
その国際放送は、すぐさま
録音せられ、そうして自国の言葉に訳され、時をうつさず再放送されたのであった。
....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
書きとり下さい」 「よし、こっちの準備はできている。さっきから、君の話は、すべて
録音されているのだ。では、はじめたまえ」 太刀川時夫は、早口に語りはじめた。海....
「獏鸚」より 著者:海野十三
、狭い編集用の試写室の中に入って黒いカーテンを下ろした。 「スタディオが出来て、
録音がとてもよくなりましたよ……」 木戸氏は映写函の中から、私たちに自慢をした....
「映画と音楽」より 著者:伊丹万作
るければ技術の貧困ならざる楽団は高価で雇いにくいからといいかえておく。 第五に
録音時間の極端な制限。もちろんこれは経済的な理由にのみよるものであるが、多くの場....
「雑文的雑文」より 著者:伊丹万作
はある程度以上におもしろくならないということになる。 次にトーキーになつてから
録音に関する部署を受け持つ人たちが新たに加わつたわけであるが現在のところではこの....