鎧袖一触[語句情報] » 鎧袖一触

「鎧袖一触〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鎧袖一触の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
女の決闘」より 著者:太宰治
もと冷酷無残のものなのかも知れません。肉体が疲れて意志を失ってしまったときには、鎧袖一触《がいしゅういっしょく》、修辞も何もぬきにして、袈裟《けさ》がけに人を抜....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
役者を仕立てて、世間をオドカすこともできるのだから、お角の気象としてはこの場合、鎧袖一触的《がいしゅういっしょくてき》にやってみたいのだが、鎧袖一触も用いように....
死刑囚最後の日」より 著者:豊島与志雄
しくれは、かくのごとく一掃されて灰燼《かいじん》になる。すべてのへりくつは論理の鎧袖一触《がいしゅういっしょく》で解決される。 法官らが、社会を保護するという....
世界の裏」より 著者:国枝史郎
× そんな米国だ! ABCD包囲陣などを日本に向かってやった所で……鎧袖一触さ! こいつが云いたかったからである。 カルタゴの市民が、真に挙国一....
私本太平記」より 著者:吉川英治
お胸にそこまでの御寸法があるものを、いらざることを申しあげました。仰せのごとく、鎧袖一触、もはや恐れるものはございませぬ」 北風はいよいよ強い。 あたりの陣....