鎮魂歌[語句情報] » 鎮魂歌

「鎮魂歌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鎮魂歌の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鎮魂歌」より 著者:原民喜
、ふらふらの宇宙にばかりいるのでもないようだ。久しい以前から、既に久しい以前から鎮魂歌を書こうと思っているようなのだ。鎮魂歌を、鎮魂歌を、僕のなかに戻ってくる鎮....
冬を越す蕾」より 著者:宮本百合子
こうと、取上げ、その関係において中心を自分一個の弱さ暗さにうつし、結局、傷心風な鎮魂歌をうたってしまっている。 動揺のモメントが共産主義や進歩的な文化運動への....
風立ちぬ」より 著者:堀辰雄
小屋に帰って見ると、小さな小包が届いていた。ずっと前から註文してあったリルケの「鎮魂歌《レクヰエム》」が二三冊の本と一しょに、いろんな附箋《ふせん》がつけられて....
ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
《かかと》に油を塗り、柩の蓋をすると、六人のコルシカ人は柩をかつぎあげ、低い声で鎮魂歌《レクエイム》を合唱しながら墓地《カンポサンタ》の方へ、夕星の瞬く丘の横道....