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長十郎
「長十郎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
長十郎の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「藤十郎の恋」より 著者:菊池寛
若き俳優 中村四郎五郎 同じ座の立役 嵐三十郎 同上 沢村
長十郎 同上 袖崎源次 同じ座の若女形 霧浪あふよ ....
「阿部一族」より 著者:森鴎外
ろう。 そんならどうしてお許しを得るかというと、このたび殉死した人々の中の内藤
長十郎|元続《もとつぐ》が願った手段などがよい例である。
長十郎は平生《へいぜい》....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
伝兵衛、青山の下駄屋石坂屋由兵衛、神田の鉄物屋近江屋九郎右衛門、麻布の米屋千倉屋
長十郎の六人を召し捕って、一々厳重に吟味すると、果たして彼等一同共謀の贋金つかい....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
び寄せ、朝命をもって死を賜うということを宣告した。なお、佐幕派として知られた安井
長十郎以下十一人のものを斬罪に処した。幼主元千代がそれらの首級をたずさえ、尾張藩....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
た。 次に贔屓にしたのは五代目|沢村宗十郎である。源平、源之助、訥升、宗十郎、
長十郎、高助、高賀と改称した人で、享和二年に生れ、嘉永六年十一月十五日に五十二歳....
「雑録」より 著者:山中貞雄
雑録 ――前進座に就いて―― 山中貞雄 率直に言えば僕は河原崎
長十郎氏並びに前進座一党の諸氏が非常に好きだ。 Boys be ambitiou....
「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」より 著者:宮本百合子
の前に、生きるに生きがたい死を敢てする若い竹内数馬の苦痛に満たされた行動は、内藤
長十郎が報謝と賠償の唯一の道として全意志を傾けて忠利から殉死の許可を獲て、それで....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
何《いか》ニモ明白デアル、水ニ鮭《さけ》、鮪《まぐろ》ガアル、陸ニ石、糸ガアル、
長十郎梨ガアル、雄勝ノ硯石《すずりいし》モアル、渡ノ波ノ塩ハ昔カラ名高イ物デアル....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
卯の花は阿部家滅亡の雰囲気のなかにくっきりと花を咲かせていたが、それとは別に内藤
長十郎|殉死の事がその前段にある。そこでは、丈の高い石の頂を掘り窪めた手水鉢に捲....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
つ》がパッと町内にひろがったので吉兵衛はいい物笑い。裏どなりの担《かつ》ぎ呉服の
長十郎というのが、ひとごとながら腹をたてて、風呂でひょっくりあった時に、お前は阿....
「文化史上より見たる日本の数学」より 著者:三上義夫
、その仕事が大阪で始められて江戸で完成したのである。砲術上弾道の研究は阿波の小出
長十郎、肥後の池部啓太、丹後の人で大阪におった田徳荘〔田結荘《たゆいのしょう》〕....