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長板
「長板〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
長板の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白蟻」より 著者:小栗虫太郎
うっと揺らいだような気がした。と、鈍い膜のかかったような影法師が現われて、廊下の
長板が、ギイと泣くような軋みを立てた。 いまや真夜中である。しかも、古びた家の....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
間《あいだ》に股《また》をくぐったことは、非凡の人でなければ、張飛《ちょうひ》が
長板橋《ちょうばんきょう》上に一人で百万の敵を退けたに比し、その勇気あるを喜ぶも....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
やりとうす暗く、柳斎はつねに、裏二階に、起き臥ししていた。 部屋には、仕事用の
長板やら、錣の糸掛け、草摺掛けなどを置き、染革の切れッぱしだの膠鍋が、ざつぜんと....