長江[語句情報] »
長江
「長江〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
長江の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「母」より 著者:芥川竜之介
とおと》も何もしない。あの汽船はとうに去ったであろう。赤濁《あかにご》りに濁った
長江《ちょうこう》の水に、眩《まばゆ》い水脈《みお》を引いたなり、西か東かへ去っ....
「奇遇」より 著者:芥川竜之介
山楚水《えんざんそすい》、蘇浙小観《そせつしょうかん》、北清《ほくしん》見聞録、
長江《ちょうこう》十年、観光紀游、征塵録《せいじんろく》、満洲、巴蜀《はしょく》....
「湖南の扇」より 著者:芥川竜之介
なども見えるだけに殆《ほとん》ど飯田河岸《いいだがし》と変らなかった。僕は当時|
長江《ちょうこう》に沿うた大抵の都会に幻滅していたから、長沙にも勿論豚の外に見る....
「船」より 著者:島崎藤村
プの中の酒を前に置いて、その間には煙草も燻《ふか》した。山本さんが行って来た方の
長江の船旅の話なぞは、彼女を楽ませた。山本さんと違って、そう遠慮ばかりしていなか....
「仇討禁止令」より 著者:菊池寛
名乗って討たれてやるほど、自責を感じていなかった。その上、最近になって、左院副議
長江藤新平の知遇を得て、司法少輔に抜擢せられる内約があったし、そうなれば、新日本....
「竹青」より 著者:太宰治
沙を歩いて、唖々と二羽、声をそろえて叫んで、ぱっと飛び立つ。 月下白光三千里の
長江、洋々と東北方に流れて、魚容は酔えるが如く、流れにしたがっておよそ二ときばか....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
した。そして宮島が、その子供の誕生日の祝いとして、その三人の先輩の宮田修氏と生田
長江氏と僕とを招いた、その御馳走をも欠かした。この御馳走には神近も連なる筈だった....
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
い覚悟で、家のことなども残らず始末して出た。羊得も一緒に出発した。 その一隊は
長江を渡って、北へ進んでゆく途中、ある小さい村落に泊ることになったが、人家が少な....
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
せめて百粒、せめて千粒……」 「ご同様だ。愚老も欲しい」 「俺は早速試みて見た。
長江|美作が気の毒にも、癩を病んで命|旦夕、そこで一粒を投じてやった。ところがど....
「碧眼托鉢」より 著者:太宰治
ほか、ダヴィンチ、ミケランジェロの評伝、おのおの一冊、ミケランジェロは再読、生田
長江のエッセイ集。以上が先月のまとまった読書の全部である。ほかに、純文芸冊子を十....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
があって、何かにつけて伺いを立てると、直ちに有難いお告げをあたえられた。たとえば
長江の下流地方では茶の価いが高くなっているから、早く持ち出して売れといい、どこで....
「秋風記」より 著者:太宰治
立ちつくし、 ものを思へば、 ものみなの物語めき、 (生田
長江) あの、私は、どんな小説を書いたらいいのだろう。私は、物語の洪水の中に住....
「発明小僧」より 著者:海野十三
陣を見合わせにして下さい。そうでないと……。」 陸相「それまでッ、喋り方やめイ」
長江封鎖機 社長「ちょっと待って下さい。わしは製氷会社の社長ですよ。兵器を作れっ....
「漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
ちょっと確めて置きたい。実は色々用事があってね早くは出来そうもないです。 生田
長江という人が四方太さんの所へ行ったら先生大気焔で漱石も「一夜」をかいているうち....
「古事記」より 著者:太安万侶
の臣・坂本の臣の祖先です。次にクメノマイト姫・ノノイロ姫です。葛城《かずらき》の
長江《ながえ》のソツ彦は、玉手の臣・的《いくは》の臣・生江の臣・阿藝那《あきな》....