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「長篠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

長篠の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
長篠合戦」より 著者:菊池寛
るものがあったであろう。徳川織田何するものぞと思わせたに違いない。それが、翌年|長篠に於て、無謀の戦いをする自負心となったのであろう。 翌天正三年二月、家康は....
賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
横に切って廻るので、寄手は勢に気を奪われた形である。盛政、徳山五兵衛尉を呼んで、長篠合戦の時、鳶巣山の附城を焼立てた故智に習うべしと命じた。徳山即ち神部兵大夫に....
自警録」より 著者:新渡戸稲造
に独立あるものである。 またむかし武田勝頼《たけだかつより》が三河《みかわ》の長篠城《ながしのじょう》を囲み、城中|食《しょく》尽《つ》きもはや旬日《じゅんじ....
南国太平記」より 著者:直木三十五
は同じでも――船で戦うのではない。武で戦い、魂で争うのだ」 「それは、そうだが、長篠の戦いに、武田の精兵が、織田の鉄砲に、打ちすくめられたように、異国の兵器は侮....
水の遍路」より 著者:佐藤垢石
てくる黒鯛釣りに興じたのも記憶に新ただ。 三州豊橋の傍らを流れる豊川へは、上流長篠の近くまで鮎を追って遡って行った。牟呂の海では鮎と鰡と白鱚と沙魚を釣った。美....
埋もれた日本」より 著者:和辻哲郎
の書は、それ自身の標榜するところによると、武田信玄の老臣|高坂弾正信昌が、勝頼の長篠敗戦のあとで、若い主人のために書き綴ったということになっている。内容は、武田....
銀河まつり」より 著者:吉川英治
信州、両国の煙火試合は、いよいよ今年の秋ときまった。場所は信州方から出張って三州長篠の原。――いわゆる煙火陣である。 実際それは、行る段になると、ほんとの戦の....
山の人生」より 著者:柳田国男
があって固く信じていたものと思われる。それも決してありえざることではない。参河の長篠地方でおとらという狐に憑かれた者は、きっと信玄や山本勘助の話をする。この狐も....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
島 イタンドリ 遠江御前崎その他 イタンドリ 三河|長篠等 イタンドリ(エドズイコ) 信州|諏訪以南 イタンドリ 飛騨....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
そうでなければ親不孝の罪でという風に、原因がおおよそ定っていたことである。三河の長篠の古戦場に近い村にも、水恋鳥は前の生は女で、馬に水を遣ることを怠ったからとい....
黒田如水」より 著者:吉川英治
五月の初めには、信長は岐阜を出て、徳川家康とともに、甲山の精鋭武田|勝頼の大軍を長篠に破って、もう岐阜へ凱旋していた。 彼の兵馬は、一定の方向を持たない旋風の....
日本の伝説」より 著者:柳田国男
知多郡東浦村生路……………………………………………………………弓の清水 南設楽郡長篠村横川…………………………………………………………氏子片目 八名郡石巻村……....