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長音
「長音〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
長音の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「国語音韻の変遷」より 著者:橋本進吉
たのであるが、しかし、それはいずれも短音に属するもので、「ソー」「モー」のような
長音に属するものはない。またキャシュキョのような拗音に属するものは多少あったかも....
「「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
《つかさど》っている点で、表情上重要なものである。微笑としての「いき」は、快活な
長音階よりはむしろやや悲調を帯びた短音階を択《えら》ぶのが普通である。西鶴は頬の....
「古代国語の音韻に就いて」より 著者:橋本進吉
書いて「キャ」と読む。これも仮名を二つ合せて書いた別の音であります。それからまた
長音があります。これらの音は「いろは」四十七文字では代表せられていないのでありま....
「連句雑俎」より 著者:寺田寅彦
らかさとを正と負、陽と陰の両極として対立させたものであるに相違ない。音楽で言わば
長音階と短音階との対立を連想させるものもある。もちろん定座には必ず同季の句が別に....
「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」より 著者:寺田寅彦
いは烈しい対照をして錯雑していながら、それが愉快に無理なく調和されて生気に充ちた
長音階の音楽を奏している。ある時は複雑な沈鬱な混色ばかりが次から次へと排列されて....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
切が待ち受けている。一切が飛躍の準備をする……すると見よ! アナペスチック(短々
長音格)の音律。舞踏。初めは小さな装飾音とグルペッティ(短連符)とを持った田舎ふ....