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門部
「門部〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
門部の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「放浪」より 著者:織田作之助
た。容貌は第二で、その頃学校の往きかえりに何となく物をいうようになった関西大学専
門部の某生徒など、随分妙な顔をしていた。しかし、此の生徒はエスプリというような言....
「オリンポスの果実」より 著者:田中英光
の梶さんは、ぼくの次に、新しい選手ですし、それに、七番の商科の坂本さん、二番の専
門部の虎さんと共に、クルウの政経科で固めた中心勢力とは、派が合わぬだけ、別に何ん....
「明るい工場」より 著者:宮本百合子
営している。工場の大衆から選挙された工場委員会があって、その委員会がいくつかの専
門部に分れている。例えば技術詮衡部(この技術詮衡部で働くものの腕によって賃銀をき....
「御萩と七種粥」より 著者:河上肇
私の父方の祖父才一郎が嘉永五年七月一日、僅か六畳一間の栗林家の
門部屋で病死した時――栗林家の次男坊に生れた才一郎は、この時すでに河上家の養子と....
「国際無産婦人デーに際して」より 著者:宮本百合子
ある。文学座談会、文学講習会、文学サークル等の活動で、婦人委員会は作家同盟の各専
門部門と緊密に結びつき、すべての機会を掴んで、組織的にプロレタリア文学活動へ職場....
「衣服と婦人の生活」より 著者:宮本百合子
日本の悲劇的記録である。第一次ヨーロッパ大戦後に出来た国際連盟の世界労働問題の専
門部では、日本の労働者のおかれている条件は全く植民地労働の条件だと定義された。つ....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
い。 一般読者は夫々の専門に就いて多くは素人だ。処が不思議なことには、この諸専
門部分を総合し統一した世界に就いては、立派な批評家なのである。そこには常識(良識....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
可なりのものは常識に帰する。であればこそ、私立大学などへ行くと、学部の学生も、専
門部の生徒も、同じ講義を一緒に聴くということが、事実上不可能ではないわけだ。常識....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
から、ひょっとしたら、巻一の歌と同時の頃の作かも知れない。 巻三(三七一)に、
門部王の、「飫宇の海の河原の千鳥汝が鳴けば吾が佐保河の念ほゆらくに」があり、巻八....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
。 父は私をあわれむのあまり、私の遊学を許した。但し一高はいけない。早稲田の専
門部に三年間だけ遊学して来るがいいというわけだ。 私はもう決意していた。断じて....
「あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
先ず、すべての職業に共通な社会人としての常識が打ち樹てられ、その上で、特殊な専
門部門の要求に応じ、その要求を最高度に活かす知識や技術を修得し、自他共の幸福の追....
「法然行伝」より 著者:中里介山
佐国司 流人藤井元彦 使|左衛門府生《さえもんのふしょう》清原武次 従二人
門部《かどべ》二人 従各一人 右流人元彦を領送のために。くだん....
「長崎の鐘」より 著者:永井隆
た幸運の仲間についてである。屋外にいた者はどうであったろうか。清木先生は、薬学専
門部の裏の防空壕を学生と一緒にせっせと掘っていた。先生が掘り役で、学生はその土を....
「放浪」より 著者:織田作之助
った。容貌は第二でその頃学校の往きかえりに何となく物をいうようになった関西大学専
門部の某生徒など、随分妙な顔をしていた。しかし、此の生徒はエスプリというような言....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
、少からず『大乗院寺社雑事記』にみえている。これによると当時大和には数十箇所の唱
門部落と呼ばれるものがあった。その中について、奈良の十座の唱門と呼ばれるものがそ....