閉止[語句情報] » 閉止

「閉止〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

閉止の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或る女」より 著者:有島武郎
みの所を押えた。そして少し上目《うわめ》をつかって鏡のほうを見やりながら、今まで閉止していた乱想の寄せ来るままに機敏にそれを送り迎えようと身構えた。 葉子はと....
楢重雑筆」より 著者:小出楢重
、猛烈というふうなことから自然と湧き出して来るわけだ。 これに反して老衰、月経閉止、生殖不能、栄養不良、停滞、枯淡、棺桶、死、貧乏、不運、消極といった方面から....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
ので患者の大部分が斃れてしまうという騒ぎであったから、市民は驚慌して商売は殆んど閉止してしまった。搗てて加えてその頃から外国人、殊に日本人に対して厳しく警戒し、....
食道楽」より 著者:村井弦斎
灰の如く白みを帯びて腫れ出し、頑固の便秘を起して重体に陥るものなり。婦人は月経の閉止を起す。近来都会の人にかかる症状多しという。鉛毒の虞《おそれ》ある人は注意せ....