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開け閉め
「開け閉め〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
開け閉めの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白血球」より 著者:豊島与志雄
がらり…………ぴしゃりと、玄関の格子戸をいつになく手荒く
開け閉めして、慌しく靴をぬぐが早いか、綾子は座敷に飛び込んできた。心持ち上気《じ....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
る。しかし窓の隅《すみ》に多くの鏡がある。通り過ぎるときには、鎧戸《よろいど》の
開け閉めされるきつい音が聞こえる。だれも諸君のことを気にしてはいず、諸君を見知っ....
「春」より 著者:岡本かの子
の名札を持って呼びに来た。 一つ一つ黒い陰を潜めているような陰気な幾つもの扉を
開け閉めして、二人は診察室の次の控室へ連れて行かれた。 茲にも古い疲れた椅子、....
「樹氷」より 著者:三好十郎
書類をそろえなくちゃならんから、失礼。……(立ちあがって床の間の方へ行きカバンを
開け閉めして外出の仕度をする気配) 林 ……どうも――柳沢君よ。失礼しよう。 金....