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開示
「開示〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
開示の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
言語は、一民族の過去および現在の存在様態の自己表明、歴史を有する特殊の文化の自己
開示にほかならない。したがって、意味および言語と民族の意識的存在との関係は、前者....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
蔵を掘って国庫を満たす事が行われたので、『大乗大悲分陀利経』には〈諸大竜王伏蔵を
開示す、伏蔵現ずる故、世に珍宝|饒《おお》し〉という。前文に述べた通り伏蔵ある地....
「それに偽りがないならば」より 著者:宮本百合子
面会したとき、竹内被告との間に左のような問答が交わされた。 「わたしは先日、拘留
開示の前におあいしたとき、ぜんぜんこの事件には関係ないといいましたが、それはウソ....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
味のあるのは、この実施に先立って、郵便局が怪しげな郵便物はその受取人又は差出人に
開示を命じるよう通牒を受けたことだ。今や出版物の取締りは、封緘内の私信にまで強化....
「哲学入門」より 著者:三木清
ある。それはいわば愛の問に対して世界が答えることであり、これによって世界は自己を
開示してその完全な存在と価値に達するのである。かくてアウグスティヌスにとって世界....
「親鸞」より 著者:三木清
る。この教のみが真実の教である。「如来興世の正説」である。しかもこの絶対的真理の
開示は我々において歴史的なものとして受取られなければならぬ。「如来、無蓋の大悲を....
「文楽座の人形芝居」より 著者:和辻哲郎
一々の動作の仕方を細かく分析し比較したならば、そこにこれらの芸術の最も深い秘密が
開示せられはしまいかと思われる。 一、二の例をあげれば、人形使いが人形の構造そ....