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開閉器
「開閉器〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
開閉器の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「赤耀館事件の真相」より 著者:海野十三
X線の発生装置がゴチャゴチャ並んでいる方をジロジロと見廻していましたが、配電盤の
開閉器を全部きってしまうと、機械という機械の間を匍いまわり、変圧器の下に手をさし....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
。 「界磁抵抗開放用意!」 伝声管から、伝令の太い声が、聞こえた。 清二は、
開閉器の一つをグッと押し、抵抗器の丸いハンドルを握った。そしていつでも廻されるよ....
「地球盗難」より 著者:海野十三
。 「うぬッ、こいつアいかん」 辻川博士は配電盤の前に仁王立ちになり、あっちの
開閉器、こっちの把手を必死になって操っていた。 「ますますいかん。機械が急に利か....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
眼前の妖しい人型を瞶めはじめた――ああ、この死物の人形が森閑とした夜半の廊下を。
開閉器の所在が判って、室内が明るくなった。テレーズの人形は身長五尺五、六寸ばかり....
「聖アレキセイ寺院の惨劇」より 著者:小栗虫太郎
前後だろうが、その一時間後に鐘が鳴っているんだ。」と云ってからルキーンに、「君、
開閉器はどこだね?」と訊ねた。 「いや、鐘楼には電燈の設備がないのです。それから....
「超人間X号」より 著者:海野十三
雷雲が、塔の上へおしよせたのだ。 「今だ」 博士は、足もとに出ているペタル式の
開閉器を力いっぱい踏みつけた。 と、その瞬間に、ガラス箱の中が、紫の色目もあざ....
「月世界探険記」より 著者:海野十三
気を送るためのパイプが何本となく壁を匍いまわり配電盤には百個にちかい計器が並び、
開閉器やら青赤のパイロット・ランプやら真空管が窮屈そうに取付けられていて、見るか....
「オフェリヤ殺し」より 著者:小栗虫太郎
には、ほんの腿が入る位の丸窓が二つ三つ明いているに過ぎないのだ。だから、道具方が
開閉器室に入るのを、見定めてからだと、彼処へ行くまでに、時間の裕りがない。第一君....
「恐ろしい東京」より 著者:夢野久作
君とであったかが腹を抱えて笑っている。理由がわからずマゴマゴしているうちに、自動
開閉器で閉まって来た扉に突き飛ばされかけた。 この恨みは終生忘れまいと心に誓っ....