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「閑室〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

閑室の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
にあでやかに笑った。「お客は播磨守殿とやら。大切の御用談でござろうか」 「主人と閑室にての差し向かい、いかようの用談やら我々すこしも存じ申さぬ」と、成景はにべな....
五右衛門と新左」より 著者:国枝史郎
と音を立てた。 早咲の桜がサラサラと散った。 どこかで鶯の声がした。 将に閑室余暇ありであった。 × 「お前は飛行出来るかな?」 或る時....
食道楽」より 著者:村井弦斎
大原中川の兄妹は跡片附《あとかたづけ》の手伝いにとて残りしが小山は折を見て中川を閑室《かんしつ》へ招き「中川君、ちょいと少し相談がある。外《ほか》でもない広海子....
三国志」より 著者:吉川英治
父馬騰と親友だった鎮西将軍|韓遂からそっと迎えがきた。行ってみると、人払いした閑室へ馬超を通して、 「実は、こんな書面が曹操からきているよ」 と、それを見せ....