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間作
「間作〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
間作の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「子規の画」より 著者:夏目漱石
るとすれば、子規の画はまさに働きのない愚直ものの旨さである。けれども一線一画の瞬
間作用で、優に始末をつけられべき特長を、とっさに弁ずる手際《てぎわ》がないために....
「映画界手近の問題」より 著者:伊丹万作
の五年は他の世界の十年、十五年に該当する。私は相当うぬぼれの強い人間であるが五年
間作品を出さずにつないで行く自信はない。 すなわち映画界で五年間の休業をしいら....
「五〇年代の文学とそこにある問題」より 著者:宮本百合子
そう混乱して、商業ジャーナリズムの大半を占め、紙数をより多く占めて発言している中
間作家、風俗作家の文学論が、さながら文学論であるかのようにあらわれている。 私....
「あとがき(『二つの庭』)」より 著者:宮本百合子
「伸子」の続篇をかきたい希望は、久しい
間作者の心のうちにたくわえられていた。 一九三〇年の暮にモスク※から帰って、三....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
るということは本当に稀有なことです。大抵は「見識が高くなる」丈なのよ。この数年の
間作家として一点の愧なきと申しましたが、一つ誤りをあげるなら、それは仕事のあるも....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
見えて、いろいろ話をしたが、その人の前任者までは、朝の七時から晩の五時まで十二時
間作業であって、しかも時計の針を二十分、三十分おくらして、それだけ余計の仕事をさ....
「十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
赤い帆が見える! 海賊船だ! 黒い船体が島陰から出た! 真鍮の金具、五重の櫓、狭
間作りの鉄砲|檣! 密貿易の親船だ! 麝香、樟脳、剛玉、緑柱石、煙硝、氈、香木、....