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「間島〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

間島の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
道草」より 著者:夏目漱石
して帰る間際になってやっと帽子を被《かぶ》らない男の事をいい出した。 「実はこの間島田に会ったんですがね」 「へえどこで」 姉は吃驚《びっくり》したような声を....
碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
を虜にした。まだそれで満足しなかったと見えて兀良哈征伐をやって居る。兀良哈は今の間島地方に住んで居る種族で、朝鮮人その勇猛を恐れて、野人或は北胡と称して居たもの....
島原の乱」より 著者:菊池寛
陣所を定めた。即ち北岡浜上り西南へ二百二十六間を熊本藩、次の十九間を柳川藩、次九間島原藩、次に十九間久留米藩、次百九十三間佐賀藩、次四十間唐津藩、次三百間は松平....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
う概があったそうである。 県吏の間には当時飲宴がしばしば行われた。浦和県知事|間島冬道の催した懇親会では、塩田|良三が野呂松狂言を演じ、優善が莫大小の襦袢袴下....
石ころ路」より 著者:田畑修一郎
。その女は以前島の料理屋で仲居をしていたんだが、その女と仲よくなったために、その間島におれない事情ができて、(「タイメイ」さんは話の間に「その間」という言葉をさ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
なりません。その重要さがはたしてどの位わかっているかしら、よくそう思う。 この間島田へ上林からお送りしたのは松葉の茶です。今度は少し沢山、野原の方と両方へお送....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
んの私たちへの情愛の示しかたについてなど、私は自分の心持は別に申しませんが、この間島田へ行ったときは、お母さんもやっぱりここまで詳しくはお話し下さいませんでした....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
分の盲腸にも腹が立って、しきりにはと麦の煎薬をのみ、この頃はすこしましです。この間島田であんな無理をしたが、出なかったから。それに三共でうり出しているモクソール....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
奥中将には一面の識もないから、大宮孝潤君の紹介でボンベイの三井物産会社の支配人の間島与喜氏の紹介状を貰い、その紹介状を持って奥中将の所へ行く事になったです。 ....
西航日録」より 著者:井上円了
、余一句をつづりて、 喜麻拉亜が富士山などゝ笑ひけり 後にこの句をボンベイなる間島氏に示せるに、氏曰く、その高と大とは富峰の企て及ぶところにあらず。しかしてそ....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
揺動す。午後六時、煙雨の間にフォークランドの島影を見る。 孤舟衝、南米尽処暮、波間島影長。 (ただ一隻で雨のなかをゆき、冷たい霧は春の洋上をおおっている。南米の....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
グサ、宮古島ではティンザク、八重山諸島ではキンジャク、与那国島ではキンタク、波照間島ではシンシャクで、いずれもたった一つだけを聴けば、飛草の変化であることはちょ....