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間間
「間間〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
間間の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「政談月の鏡」より 著者:三遊亭円朝
方《いたしかた》がないから僅《わずか》の金を借りて京橋の鍛冶町《かじちょう》へ二
間間口の家を借り、娘に小間物を商なわせ、小商《こあきない》を致して居ります中《う....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
長ながらの武の道がお盛んな時代ですから、もとより商売はことのほかの繁盛ぶりで、三
間間口の表店には、百丁ほどの半弓がずらりと並び、職人徒弟も七、八名――。 伝六....
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
やろと言うことになった。その通りである。 安二郎の隣に万年筆屋が住んでいた。一
間間口の小さな家だったが、代々着物のしみ抜き屋だったが、中学校を出たそこの息子の....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
できるだけ木星に接近した位置にあり、両遊星が静止していれば衛星の食は精密に同じ時
間間隔たとえば一日と一八時間で繰返されるはずであるとする。そこでもし地球が一つの....
「省線電車の射撃手」より 著者:海野十三
な少数の小住宅だの、欝蒼たる林に囲まれた二つ三つの広い邸宅だのがあるきりで、その
間間には起伏のある草茫々の堤防や、赤土がむき出しになっている大小の崖や、池とも水....
「西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝」より 著者:三遊亭円朝
や四ヶ年の間に前の河岸にずうっと貸蔵を七つも建て、奥蔵が三戸前あって、角見世で六
間間口の土蔵造、横町に十四五間の高塀が有りまして、九尺の所に内玄関と称えまする所....
「空想日録」より 著者:寺田寅彦
のを「手ごろ」と感ずるかは畢竟人間本位の判断であって、人間が判断しやすい程度の時
間間隔だというだけのことである。この判断はやはり比較によるほかはないので、何かし....
「怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
よ」 と、くど/\云われて伴藏はグッと癪にさわり、 伴「なッてえ/\、これ四|
間間口の表店を張っている荒物屋の旦那だア、一人二人の色が有ったってなんでえ、男の....
「みさごの鮨」より 著者:泉鏡花
、見附を繞って向合う湯宿が、皆この葉越に窺われる。どれも赤い柱、白い壁が、十五|
間間口、十
間間口、八
間間口、大きな(舎)という字をさながらに、湯煙の薄い胡粉でぼ....
「伊勢之巻」より 著者:泉鏡花
蓑で村雨が隣の店に立っているか、下駄屋にまで飾ったな。皆極彩色だね。中にあの三|
間間口一杯の布袋が小山のような腹を据えて、仕掛けだろう、福相な柔和な目も、人形が....
「雑記(Ⅱ)」より 著者:寺田寅彦
筒の大小は変っても、上がるものはたいてい同じような平凡なのが多い。同じくらいの時
間間隔を置いて連続的に五回の爆発をやるのがいちばん多いようであった。つづけて五回....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
を受けぬ側の方が地代家賃も高いことである。 銀座等の如き路幅広き町に、二間や三
間間口の小規模の店は、もはや商店として仲間入りは至難のこととなった。ゆえに近来し....
「首頂戴」より 著者:国枝史郎
スポリと一刀、ゴロリと落ちたは首である。 「伊賀之助、御用!」 と捕方の声々、
間間近く迫ったが、奇怪な乞食驚かなかった。 死骸の形を綺麗に整え、傍の屏風を引....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
立って参ります。此の人は神田佐久間町河岸にいる山口善右衞門という炭問屋で、家は八
間間口で、土蔵も幾箇かあり、奉公人も多く使って居ります。 善「今帰ったよ」 と....
「赤坂城の謀略」より 著者:国枝史郎
笑せざるを得ないではないか。 「過去を探り現在を識り、未来を察して世を渡らば、人
間間違いはないものじゃ」こう正成は訓えるように云った。 「武人にとっては合戦こそ....