関の清水[語句情報] » 関の清水

「関の清水〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

関の清水の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
お雪ちゃんを追分から南へ送った日のその晩のこと。 これは大谷風呂ではない、関の清水の鳥居の下から、ふらりと現われた一人の武士がありました。笠をかぶって、馬....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
一 過ぐる夜のこと、机竜之助が、透き通るような姿をして現われて来た逢坂の関の清水の蝉丸神社《せみまるじんじゃ》の鳥居から、今晩、またしても夢のように現わ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
しいでしょう。そうして、あなたは、これからドチラへお帰りになりますの」 「左様、関の清水か――山科谷へ」 「そこへお帰りにならねばならぬ義理がおありなのですか」....
源氏物語」より 著者:紫式部
逢坂《あふさか》は関の清水《しみづ》も恋人のあつき涙もな がるるところ (晶子) 以....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
れが本歌になって模倣せられたのは、その後世ぶりが気に入られたものである。「逢坂の関の清水にかげ見えて今や引くらむ望月の駒」(拾遺・貫之)、「春ふかみ神なび川に影....