関わり[語句情報] »
関わり
「関わり〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
関わりの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「風狂私語」より 著者:辻潤
の末妹、アイと結婚。22冊の詩集。3冊の句集。釣に関する本7冊を残した。辻潤との
関わりの詳細は不明。1921年、辻潤が母子を引き連れて住んだ川崎砂子の家は、佐藤....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
はない。謎を秘めたあの番頭が、ゆうべから姿を消したというのも不審の種です。それに
関わりがあるのかないのか、宿改めの係りの役人達が姿を見せないのも大いに奇怪です。....
「愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
自然は冷淡なものだとつくづく思った。この淋しい自己を託さんとする自然は私には何の
関わりもないもののように冷然として静まり返っていた。私はとりつくしまもなかった。....
「クリスマス・カロル」より 著者:ディケンズチャールズ
った、どんよりと光のない眼を見詰めて腰掛けていようものなら、それこそ自分の生命に
関わりそうに、スクルージは感じた。それに、その幽霊が幽霊自身の地獄の風を身の周り....
「学生と先哲」より 著者:倉田百三
精神を正し、その理想を標幟せしむる啓蒙運動に、文化指導の任務を自覚するわれわれが
関わりを持たずにいられないのは当然なことである。それは日蓮の時代よりももっと切実....
「雪の宿り」より 著者:神西清
ていた修羅黒縄の世界と、この薄ら氷のようにすき透った光の世界との間には、どういう
関わりがあるのかと思ってみる。これは修羅の世を抜けいでて寂光の土にいたるという何....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
れもここで少し横著な構えになる。 『正法眼蔵』が何であろうと、今日のかれには余り
関わりはないはずである。あれを書いた道元は禅には珍らしく緻密な頭脳を持っていたと....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
を学んだ。 山間の一小中学の言うに足らぬ私の結社であっても、それを我が事として
関わりを持ち、愛を寄せるときには、たましいを打ち込む対象となり、喜びとなり、嘆き....
「フランケンシュタイン」より 著者:シェリーメアリー・ウォルストンクラフト
っちじゃありませんか。わたしを造ったあんたがわたしを嫌っているのだもの。わたしに
関わりのないあんたの仲間の人間たちに、どんな望みがもてるんです? そいつらはわた....
「赤坂城の謀略」より 著者:国枝史郎
何に聡明の正成にも、そこまでは思い及ばなかったのである。 (どうあろうと我に於て
関わりはない) すぐ正成は快然とこう思った。 (帝の忠誠の臣として、帝の一個の....
「乳を刺す」より 著者:邦枝完二
えりやした」 「そうか。よく聴き込んだ。将軍様は、ゆうべの中に御帰還だが、それに
関わりのあることだけに、今日明日の中に埒を開けなくちゃ、お奉行の遠山様のお顔に係....
「伝不習乎」より 著者:北大路魯山人
器を平気で用いていたりする。生け花の先生には自然の趣などということは、なんの縁も
関わりもないものであるらしい。....
「五重塔」より 著者:幸田露伴
鼻緒の鼠色になった草履はき居る足先まで睨め下し、ならぬ、ならぬ、上人様は俗用にお
関わりはなされぬわ、願いというは何か知らねど云うて見よ、次第によりては我が取り計....
「フランケンシュタイン」より 著者:宍戸儀一
の意味で児童の読みものふうに再話したり、ただ怪物という主題だけを取ってこの作品に
関わりのない怪奇映画にしたりされているが、「書きつづけているうちに、ほかのいくつ....
「宝永噴火」より 著者:岡本かの子
柳沢吉保を用い、正道はやや偏頗放縦に流れかけて来た頃だが、そのようなことは私には
関わりがない。ただ生れた聖者は頭が大へん大きい子であったらしく、生れて十二ヶ月以....