関東煮[語句情報] »
関東煮
「関東煮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
関東煮の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「放浪」より 著者:織田作之助
車の後押しをしたのを振出しに、土方、沖仲仕、飯屋の下廻り、板場、夜泣きうどん屋、
関東煮の屋台などさまざまな商売を経て、今日、生国魂神社前に料理仕出し屋の一戸を構....
「夫婦善哉」より 著者:織田作之助
むし、日本橋「たこ梅」のたこ、法善寺境内「正弁丹吾亭《しょうべんたんごてい》」の
関東煮《かんとだき》、千日前|常盤座《ときわざ》横「寿司《すし》捨」の鉄火巻と鯛....
「蠅男」より 著者:海野十三
逃げこんでしもて、あと行方知れずや」 「え、軍艦町?」 「はア、軍艦町には、狭い
関東煮やが沢山並んでて、どの店にも女の子が三味線をひいとる、えろう賑やかな横丁や....
「わが町」より 著者:織田作之助
やろうということになり、適当な売り店がないかと探すと、近くの飛田大門通りに小さな
関東煮の店が売りに出ていた。 現在年寄夫婦が商売しているのだが、士地柄客種が柄....
「カンカン虫殺人事件」より 著者:大阪圭吉
れてはいるが、まだ新しい中味の豊富な広告マッチだ。レッテルの図案の中に「小料理・
関東煮」としてある。喬介は微笑しながら再び語を続けた。 『そして又その男と言うの....
「大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
に及ぶ。そしてこの境内は毎夜の夜店である。金魚を掬う屋台店から、二銭のカツレツ、
関東煮、活動、征露丸の夜店では発見出来ない情景である。 それからじきに元町は明....
「大阪発見」より 著者:織田作之助
ではない。よりによって、こんな名前をつけるところは法善寺的――大阪的だが、ここの
関東煮が頗るうまいのも、さすが大阪である。一杯機嫌で西へ抜け出ると、難波新地であ....
「放浪」より 著者:織田作之助
車の後押しをしたのを振出しに、土方、沖仲士、飯屋の下廻り、板場、夜泣きうどん屋、
関東煮の屋台などさま/″\な職業を経て、今日、生国魂神社前に料理仕出し屋の一戸を....