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閻魔の庁
「閻魔の庁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
閻魔の庁の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「象牙の牌」より 著者:渡辺温
。はッはッはッ。』 『はッはッはッ――』西村も清水も共に陽気な笑声を立てた。 『
閻魔の庁で公事を起こそうってわけですね。』 『いいえ。けれども、冗談ではないので....
「大阪夏之陣」より 著者:菊池寛
諸軍に向い、最早皆々満腹すれば討死しても餓鬼道へは堕ちず、死出の山を越して直ちに
閻魔の庁に入るべし」と。この辺のいきさつは僕の『忠直卿行状記』の発端である。 ....
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
つの気勢を反らせたので、お前は斬られずに助かったものの、そうでなかったら今頃は、
閻魔の庁に行っているだろう」 「だがお蔭で薬箱は、綺麗に形なしに破壊されてしまっ....
「天主閣の音」より 著者:国枝史郎
思議だろう。俺の素性が解るめえ。……貴様も年貢の納め時、首を切られて地獄へ行き、
閻魔の庁へ出た時に、誰に手あてになったかと聞かれて返辞が出来なかったら、悪党冥利....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
切り落とす。つづいて足じゃ、最後に首じゃ! ……前代未聞の返り討ちに、汝逢ったと
閻魔の庁で、威張って宣りきっと殺してやる! ……さあこの構え、破らば破れッ」 ....
「雲霧閻魔帳」より 著者:吉川英治
じゃねえか」 蔵六は、腕を拱んで、 「きっと、帰って来るか」 「来なかったら、
閻魔の庁で、舌でも抜け。義賊の雲霧は、そんなケチな男じゃねえ」 「――親分。疑っ....