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「闕乏〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

闕乏の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
二人の友」より 著者:森鴎外
かに注意した。そして君がこの方面に於いて全く無経験であることを知った。君は衣食の闕乏《けつぼう》を憂えない。君は性慾を制している。君は尋常の徼幸者とは違う。君は....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
ないけれど、この二千疋の時には、実隆もよほど嬉しかったと見え、「不慮の芳志なり、闕乏の時分、いささかよみがえるものなり」と日記にしるした。玄清は文亀二年実隆が座....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
過ぎた。 あらゆる欲を断とうには、まだ年が若過ぎる。 世間が己に何を提供しよう。闕乏に堪えよ、忍べよと云うのが、 人の一生涯時々刻々 厭な声で歌われて、 誰の耳....