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「防共〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

防共の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
、とにかくヨーロッパに於けるドイツ軍の対米英ソ戦争は終ったのだと思う。 日独伊防共協定も、これが終幕である。あとは大東亜戦争のみが残り、そして継続することは確....
今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
的な学生の取締方法を変更するべきことをすすめた。十二月二十四日の都下の諸新聞は、防共三首都の日本景気に氾濫したニュースと共に、四年間に亙った帝人事件が無罪と決定....
婦人作家」より 著者:宮本百合子
明り」その他、多くの作品をおくり出すようになった。 内閣に情報局がおかれ、日独防共協定にイタリーが加えられ、国民精神総動員運動がおこされたころ、新しく生まれた....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
ぐにゃになっていたんだが、近頃になって日中戦争が起ったり、ドイツやイタリヤなどと防共協定を結ぶようになってからは、生れかわったような強い国民になった。だから、私....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
云っても妙ではないかと思われたのである。河北の農民大衆が、それまでに、いつの間に防共思想へ善導されたかは殆んど吾々の理解を超越したことだ。 私は今ここに赤化や....
あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻)」より 著者:宮本百合子
正式に禁止し、蘆溝橋事件をきっかけに中国への侵略戦争が拡大されつつあった。日独伊防共協定が調印されて、国民精神総動員中央連盟が結成された。ブェノスアイレスの第十....
私本太平記」より 著者:吉川英治
を、連珠的につないで、守備構想をたてていたにちがいない。 しかしその要害も、攻防共に、屍山血河の激戦をくりかえしたあげく、水ノ手を断たれて、この閏二月一日落城....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
安定である。元来漢民族は共産主義に対し、日本人のように尖鋭な対抗意識を持たない。防共ということはどうもピンと来ぬらしい。彼らは共産主義は恐れていない。故に防共の....