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「防虫剤〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

防虫剤の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
早春」より 著者:芥川竜之介
している。看守《かんしゅ》さえ今日《きょう》は歩いていない。その中にただ薄ら寒い防虫剤《ぼうちゅうざい》の臭《にお》いばかり漂《ただよ》っている。中村は室内を見....
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
てここへ逃げこんできた英人飛行士で、その後、縦断鉄道測量隊をヤンブレで襲い、当分防虫剤やガソリンには不自由しないと、バイエルタールは鼻高々の説明だった。 その....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
折れ曲った処や、折目の歪んだ処は一個所もないのみならず、巻物を繰り拡げて見ると、防虫剤らしい、強い香気を放つ白い粉が、サラサラと光って机の上に散り落ちた。次に開....