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「阿世〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

阿世の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
自警録」より 著者:新渡戸稲造
調べもし、耳を傾けもするだけの度量が欲しい。少しく自分の説と異なればただちに曲学阿世《きょくがくあせい》だとか、俗論《ぞくろん》だとか売国的説だとか異端《いたん....
廃墟(一幕)」より 著者:三好十郎
と言うものは、その時々の権力でどうにでもなるもの――つまり、学者は一人残らず曲学阿世の徒でさあ。おっと、これは学者の悪口を言っているんじゃありませんよ。悪口でも....
道鏡皇胤論について」より 著者:喜田貞吉
てみたいと自分は思っている。 勿論歴史家の研究は公平無私であらねばならぬ。曲学阿世の譏があってはならぬ。しかしながら我ら歴史家もまた、同時に帝国臣民である事を....
三国志」より 著者:吉川英治
学問のためにのみ学問する学徒の無能や、論議のために論議のみして日を暮している曲学阿世の仲間から逃げたのである。 では、それからの彼は、どうしていたかというと、....