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阿蘇
「阿蘇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
阿蘇の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「高山の雪」より 著者:小島烏水
日 大日岳(一千三百九十米突) 同上
四阿山(二千三百五十七米突)十月二十日
阿蘇山(一千五百八十三米突) 十一月廿五日
この標高は槍ヶ岳と白馬岳とを除いて....
「忘れえぬ人々」より 著者:国木田独歩
まで歩いてそこに一泊した。次の日のまだ登らないうち立野を立って、かねての願いで、
阿蘇山の白煙を目がけて霜を踏み桟橋を渡り、路を間違えたりしてようやく日中時分に絶....
「火山の名について」より 著者:寺田寅彦
(本邦) Aso Usu Unsen, Unzen Esan 〔Unsyo^(
阿蘇の峰名)〕 〔O^zyo^( 〃 )〕 Osore Rausu Rausi ....
「日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
五年にも噴火したが、この噴火とは比べものにならなかった。貞観六年十月には、肥後の
阿蘇山が鳴動して、池の水が空中に沸きあがったが、その九年五月になって噴火した。豊....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
から出雲国への、国境の険路を踏み越える。又或る年の夏には焼くような日光を浴びつつ
阿蘇山の奥深くくぐり入りて賊の巣窟をさぐる。その外言葉につくせぬ数々の難儀なこと....
「鎮西八郎」より 著者:楠山正雄
争ばかりしあっていました。 為朝は九州に下ると、さっそく肥後の国に根城を定め、
阿蘇忠国という大名を家来にして、自分勝手に九州の総追捕使という役になって、九州の....
「英彦山に登る」より 著者:杉田久女
のを見出した時、私の心は急にはちきれる程の嬉しさでおどり上った。禰宜は雲仙を指し
阿蘇を教えてくれた。お台場の如き偉大なあその外輪山をその噴煙をはるかに英彦の絶頂....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
ことを一人で考えていたのである。 次郎は、四月以来、恭一と大沢から、熊本城や、
阿蘇山や、水前寺などの絵はがきを、何枚も受取っていた。書いてあったことはいずれも....
「落語・教祖列伝」より 著者:坂口安吾
筋を興行中に、彦根の山中にて里人から習い覚えた鳥刺しの一手、その後に美濃、熊野、
阿蘇、伊賀、遠江、甲斐、信濃、阿波等の山中に於きまして里人の鳥刺しの手を加えて工....
「雪柳」より 著者:泉鏡花
て、ほとんど馬五郎談と同工異曲なのがちょっと思い出しても二三種あります。肥後国、
阿蘇の連峰|猫嶽は特に人も知って、野州にも一つあり、遠く能登の奥深い処にもある、....
「くぐつ名義考」より 著者:喜田貞吉
がれたものではなかろうか。久求都彦・久求都媛の住地が久求小野であってみれば、なお
阿蘇の土神を
阿蘇都彦・
阿蘇都媛と云い、伊勢の土神に伊勢津彦があった様に、久求とい....
「時勢と道徳観念」より 著者:喜田貞吉
物語物にしばしば繰り返されている。この場合盗賊必ずしも物取りではない。今昔物語「
阿蘇史盗人にあひて謀りて遁るる語」に、
阿蘇史某が夜更けて西の京より帰る途中で強盗....
「古事記」より 著者:太安万侶
臣《おみ》・小子部《ちいさこべ》の連・坂合部の連・火の君・大分《おおきた》の君・
阿蘇《あそ》の君・筑紫の三家《みやけ》の連・雀部《さざきべ》の臣・雀部の造《みや....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
建ててそこで産をする習慣の地方が、越前・駿河・遠江あたりに残っております。肥後の
阿蘇郡には「産小屋」と書いて、「ウブノコヤ」と読ませる村もあります。それでサンジ....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
。しかもなお神社によっては、後までも古風を伝え、信州の諏訪、摂津の西の宮、肥後の
阿蘇、下野の二荒などでは、祭の日にわざわざ御狩と称して、猪鹿を狩ってそれを生贄に....