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「阿蘇山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

阿蘇山の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
高山の雪」より 著者:小島烏水
日 大日岳(一千三百九十米突) 同上 四阿山(二千三百五十七米突)十月二十日阿蘇山(一千五百八十三米突) 十一月廿五日 この標高は槍ヶ岳と白馬岳とを除いて....
護持院原の敵討」より 著者:森鴎外
は空しく過ぎたのである。 舟は豊後国佐賀関に着いた。鶴崎を経て、肥後国に入り、阿蘇山の阿蘇神宮、熊本の清正公へ祈願に参って、熊本と高橋とを三日ずつ捜して、舟で....
忘れえぬ人々」より 著者:国木田独歩
まで歩いてそこに一泊した。次の日のまだ登らないうち立野を立って、かねての願いで、阿蘇山の白煙を目がけて霜を踏み桟橋を渡り、路を間違えたりしてようやく日中時分に絶....
文学に関する感想」より 著者:宮本百合子
るがんばりのことがある。林が「作家はガンコでなければならぬ」といったのを、当時「阿蘇山」を中絶し「ファッショ」を中絶した徳永が、基本的線に沿おうという努力のある....
日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
五年にも噴火したが、この噴火とは比べものにならなかった。貞観六年十月には、肥後の阿蘇山が鳴動して、池の水が空中に沸きあがったが、その九年五月になって噴火した。豊....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
いのや、変ったのがいくらもあるが、そのうちでも、ちょっと類の無いのは、肥後の国の阿蘇山《あそざん》だってこう言いましたよ」 神主さんはこう言って、身体《からだ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ということで、この子はそのことばかり申しております。同じ湯治をするならば、肥後の阿蘇山の麓《ふもと》、また同じ死ぬるならば熊本の本妙寺の土になって、御先祖の清正....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ぎんなんかとう》の奥方と、梶川少年と、伊都丸少年とが、一は名古屋城下に戻り、一は阿蘇山麓に向う一条は余派の如くして、しかも従来の伏線の如く、未解決のままで農奴の....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
から出雲国への、国境の険路を踏み越える。又或る年の夏には焼くような日光を浴びつつ阿蘇山の奥深くくぐり入りて賊の巣窟をさぐる。その外言葉につくせぬ数々の難儀なこと....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
山の秋」(一)、和田三造筆「阿里山の暮色」(二)、岡田三郎助筆「高森峠より見たる阿蘇山」(三)の絵はがき)〕 (一)十五日、昨日の朝のお手紙今朝着きました、オ....
「草野心平詩集」解説」より 著者:豊島与志雄
ある。その差の少いもの程、すぐれた作品となすべきであろう。 なお、ここに私は「阿蘇山」の一篇を採録しておいた。いずれ阿蘇山にも取っ組んでみたいという、心平さん....
次郎物語」より 著者:下村湖人
ことを一人で考えていたのである。 次郎は、四月以来、恭一と大沢から、熊本城や、阿蘇山や、水前寺などの絵はがきを、何枚も受取っていた。書いてあったことはいずれも....
日本の伝説」より 著者:柳田国男
の頭は欠けており、また大山よりは大分低いのだということであります。 九州では、阿蘇山の東南に、猫岳という珍しい形の山があります。この山もいつも阿蘇と丈競べをし....