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降旗
「降旗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
降旗の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三国志」より 著者:吉川英治
のみです」 さすがに賈※は目先がきいている。張繍にすすめて、一戦にも及ばぬうち
降旗を立てて自身、使いとなって、曹操の陣へおもむいた。 降服に来た使者だが、賈....
「三国志」より 著者:吉川英治
たてて、最後に、 「身、封侯の位を得、蜀主の安泰を祈るなれば、はやはや甲を解き、
降旗をかかげよ。然るときは、両国とも、民安く、千軍血を見るなく、共に昭々の春日を....
「三国志」より 著者:吉川英治
城外には、魏軍の奏する楽の音や万歳の声が絶えまなく沸き立っている。蜀宮の上には
降旗が掲げられ、帝は多くの妃や臣下を連れて城外へ出た。そして魏将|※艾の軍門に、....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
敵を招き入れろ」 と、言った。 原田は、急いでやぐらの上へ戻って行き、一時、
降旗を巻いて、舅の合図を待っていた。 妙恵貞経が、先に尊氏の迎えに行った子の頼....