陣を取る[語句情報] »
陣を取る
「陣を取る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
陣を取るの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「武蔵野」より 著者:国木田独歩
一日源平小手指原にて戦うこと一日がうちに三十余たび日暮れは平家三里退きて久米川に
陣を取る明れば源氏久米川の陣へ押寄せると載せたるはこのあたりなるべし」と書きこん....
「虞美人草」より 著者:夏目漱石
さんの連中は席を占めている。腰を卸《おろ》した三人は突き当りの右側に、窓を控えて
陣を取る。肩を動かした糸子の眼は、広い部屋に所択《ところえら》ばず散らついている....
「野分」より 著者:夏目漱石
に高柳君を公園の真中の西洋料理屋へ引っ張り込んで、眺望《ちょうぼう》のいい二階へ
陣を取る。 注文の来る間、高柳君は蒼《あお》い顔へ両手で突《つ》っかい棒《ぼう....
「三国志」より 著者:吉川英治
った。なお忌憚なく述べ立てた。 「初め、現地に赴くと、馬謖は何と思ったか、山上に
陣を取るというので、それがしは、極力、その非を主張し、ついに彼の怒りにふれてしま....