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「陣法〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

陣法の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
島原の乱」より 著者:菊池寛
年六十一)。明けて十五年の正月四日、有馬表に着陣したのであるが、直ちに軍令を発し陣法を厳重にした。老中の指揮であるから従軍の諸大名も、今度は板倉重昌の場合の様に....
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
罷り通る、罷り通る、と陣鐘《じんがね》のような声もあれば陣太鼓のような声も有る、陣法螺《じんぼら》吹立てるような声も有って、間《あわい》隔たったる味方の軍勢の耳....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
らるることです」 「甲州流とはいうが、勘兵衛|景憲の兵学は、ただ甲州武士の方程式陣法を弘めてきたのではない。信玄公、謙信公、信長公などが、覇を争っていた頃とは、....
三国志」より 著者:吉川英治
はみずから教官となって、三千余人の農民兵を調練しはじめた。歩走、飛伏、一進一退、陣法の節を教え、克己の精神をたたき込み、刺撃、用剣の術まで、習わせた。 ふた月....
三国志」より 著者:吉川英治
だ。むかし若年の頃、自分が草廬のうちで読んだ兵書に、南蛮国には豺狼虎豹を駆使する陣法ありと見えたが、きょうのは即ちそれであろう。幸い、蜀を立つ時から万一のためそ....
三国志」より 著者:吉川英治
「まず正法を以て明らかに戦おう」 「正法の戦に三態あり。大将を以て闘わしめんか、陣法を以て戦わんか、兵を以て戦わんか」 「まず陣法を以て戦わん」 「そして、汝の....