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陣風
「陣風〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
陣風の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
ょろと視める背後に、母親のその背に凭れかかって、四歳ぐらいなのがもう一人。 一
陣風が吹くと、姿も店も吹き消されそうで哀な光景。浮世の影絵が鬼の手の機関で、月な....
「伸子」より 著者:宮本百合子
かかると、荒い幅広い風が幾里も先の山脈からその一筋道に吹き下した。幌がドーッと一
陣風を孕むと、俥夫は梶棒に体全体の重量をかけ、しがみついて立ちよどむ。そういう瞬....
「死剣と生縄」より 著者:江見水蔭
を受けていたが、其他に、麻布古川端に浪居して天心独名流から更に一派を開きたる秋岡
陣風斎に愛され、一師一弟の別格稽古を受け、八方巻雲の剣法の極意を相続する位地にま....
「三国志」より 著者:吉川英治
き難路を選ぶも同様です。直ちに、一路|※城をお衝きなさい。おそらくは秋の木の葉を
陣風の掃って行くようなものでしょう」 「…………」 終始、耳を傾けて、曹操は黙....