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「除幕式〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

除幕式の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
自叙伝」より 著者:大杉栄
来た時、車ごと川の中へほうりこんだとかいう話もあった。最近にも大倉喜八郎の銅像の除幕式の時、そこへ飛びこんで行って大倉をなぐるのだと言って意気ごんでいたそうだが....
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
列挙に暇がない位である。更めて紙上を以て謝意を表する。 梅津只圓翁銅像除幕式 (福岡日日新聞抜萃) 福岡黒田藩喜多流の先覚者梅津只圓翁の銅像除幕式は....
ニュース映画と新聞記事」より 著者:寺田寅彦
また後日の参考に供したいと思う。 ある一つの市井の人事現象、たとえばある銅像の除幕式の光景の報道という場合の実例について考えてみる。通例の場合においてこれに関....
東京要塞」より 著者:海野十三
の海軍士官であった。五郎造は新聞紙上に、ニュース映画に、またS公園における忠魂塔除幕式の日に、その某大国将兵の制服をいくどとなく見て知っていたのである。 (夢を....
社会時評」より 著者:戸坂潤
鉄道省やのお役人達だったということだ。鉄道省のお役人は駅のホームでハチ公の銅像の除幕式を挙げるのだからやって来たのだし、外務省のお役人は除幕式の光景をトーキーに....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
わず――の保持する冷静・ホテル支配人の常識・非芸術的な整頓・着実な平凡・十年一日除幕式のように順序立った日常・節度と礼譲・一歩も社交を出ない紳士淑女のむれ・権威....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
及ぼされなかったようである。それが段々と運んで、この年の九月に竣工したので、その除幕式をするから、私に松山へ来いという事になった。これまでも郷地の人からは度々来....
山の湯雑記」より 著者:折口信夫
り今年は、度々これを喰べた。七月の五日、鶴岡の町であった先師三矢重松先生の歌碑の除幕式に出掛けて、其後ずっと出羽の山々を歩いて居た訣だが、あの次の六日の日は、羽....
呉秀三先生」より 著者:斎藤茂吉
高等学校教師プッチール氏 Fritz Putzier(1851-1901)の胸像除幕式が行われた。その時第三部一年生であった私がおおぜいの生徒らの後ろの方に立っ....
レーリー卿(Lord Rayleigh)」より 著者:寺田寅彦
ーリーの私淑したと思わるるトーマス・ヤングの記念標と丁度対称的に向き合っている。除幕式は一九二一年十一月三十日、ジェー・ジェー・タムソンの司会の下に行われた。そ....
短命長命」より 著者:黒島伝治
ずきの女は、この春月の詩碑へたずねて遠くからちょいちょい人が来ることや、五年前の除幕式には東京からえらい人が見えたことやをこまごまと話つづけた。 なんで身投げ....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
、いつものように寂しそうでした。 建碑式 七月九日の鴎外の命日に、詩碑の除幕式があるという通知を受けて、団子坂へ行きました。だんだん年を取るので、孫に連....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
、十一月半ば、菊池寛の郷里の四国へ行った。高松市民協賛の下に氏の銅像が建ち、その除幕式に出たのである。▼胸像ならいいが、文士の銅像はちとどうか。それに、あの風貌....
早稲田神楽坂」より 著者:加能作次郎
あの歌詞(相馬御風氏作)と曲譜とを教えたのであったが、記念祭の当日大隈故侯の銅像除幕式をはじめ色々の祝典が催され、夜には盛んな提灯行列が行われて、今の野球々場を....