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除草
「除草〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
除草の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
が、と愚痴をこぼさぬことは無い。全体草なンか余計なものが何になるのか。何故人間が
除草器械にならねばならぬか。
除草は愚だ、うっちゃって草と作物の競争さして、全滅と....
「台湾の姿態」より 著者:豊島与志雄
ては穀物を与えずとも野草で足りる。その上に肥料を供給してくれる。――だが、稲田で
除草をしてる本島人の姿は奇である。彼等は内地人のような屈み方ではなく、泥の中に膝....
「墓が呼んでいる」より 著者:橘外男
で、暗雲に奥へ奥へと逃げ込んで、農家の水|汲みをして昼の麺麭を恵まれたり、麦畑の
除草を手伝って晩飯にありついたり、正規の入国手続きを踏んでいないのですから、官憲....
「押しかけ女房」より 著者:伊藤永之介
らであつた。そうして春野を殆ど一手でこなしてしまつたのだつた。 つづいて田植、
除草と、天気のいい日に、手甲手蔽の甲斐々々しさで菅笠のかげに紅い頬をホンノリ匂わ....
「イギリス海岸」より 著者:宮沢賢治
きました。 八月八日 農場《のうじょう》実習 午前八時半より正午まで
除草《じょそう》、追肥《ついひ》 第《だい》一、七組 蕪菁《かぶら》播種....