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陸上
「陸上〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
陸上の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
十年にわたるイギリスとの持久戦争を余儀なくされ、遂に敗れた。イギリスはその貧弱な
陸上兵力にかかわらず、ドーバー海峡という恐るべき大水濠の掩護によって、ナポレオン....
「ゴールデン・バット事件」より 著者:海野十三
ったが、中で一番私の注意を引いたものは、密輸入に関するものだった。船員の中には、
陸上の悪漢団と、切っても切れぬ腐れ縁のあるものがあって、いつも密輸を強制される。....
「海底大陸」より 著者:海野十三
垣をおしたおし、スピードをあげて走りだした。 鉄水母は、潜水艇であると同時に、
陸上をはしらせても自動車そこのけの働きをしめすのであった。 怪艇鉄水母は、ロロ....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
類の位置を占めているわけですね」 「そうだ。そしてあの水棲魚人は、やがて水中から
陸上へはいあがり、陸で暮らすようになるんだと思う。それから、空を飛ぶことも上手に....
「鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
たことが分った。それから後はずっと海上生活をしていたものだから、この二人の行方は
陸上を監視していただけでは知れなかった筈《はず》である。 その烏啼は、海上生活....
「海底都市」より 著者:海野十三
平衡器官にちがいないけれど、今は海の中で棲んでいるわけじゃない。空気の中に於ける
陸上生活ばかりなんだ。人類の祖先が海から
陸上へあがってからこっち何十万年はたって....
「海神別荘」より 著者:泉鏡花
。 博士 仰聞けの記憶は私にもありますで。しかし、念のために験べまするで。ええ、
陸上一切の刑法の記録でありましょうか、それとも。 公子 面倒です、あとはどうでも....
「戦時旅行鞄」より 著者:海野十三
置について鮮なる判定を下した。 「おい、何といっても、これは、わが汽船は○○港の
陸上へのしあげたのだよ。ここは○○市だ」 「そんなべら棒な話があるかい。○○港な....
「宇宙の迷子」より 著者:海野十三
われわれの先祖が出る前は、海にすんでいたんだ。われらの先祖は海からはいあがって、
陸上で生活するのを主とするようになった。そのころ、われわれにはこの第三の手が出来....
「火薬船」より 著者:海野十三
の間を何十回となく往復した。 巨人ハルクも、もちろん、労働の花形であった。彼は
陸上の倉庫の方ではたらいていた。 警部モロは、ポーニンの口から重大な秘密をきい....
「空襲警報」より 著者:海野十三
第一編隊長ワルトキンに、いそいで命令した。 「ワルトキンよ。貴隊は犬吠崎附近から
陸上を東京に向かい、工業地帯たる向島区、城東区、本所区、深川区を空襲せよ。これが....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
の文豪の悲痛な消息を物語っておる。扇谷定正が水軍全滅し僅かに身を以て遁れてもなお
陸上で追い詰められ、漸く助友に助けられて河鯉へ落ち行く条にて、「其馬をしも船に乗....
「西航日録」より 著者:井上円了
今日の旅汽車にて走る太平洋 雲烟漠漠望茫茫、水遠村遥鉄路長、露北荒原闊於海、宛然
陸上太平洋。 (雲ともやが遠くつらなり、望めども茫々とはてしなく、水辺も村落もは....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
、その実三十万人くらいならんとの説なり。この水上に住する人民は一種の賤民にして、
陸上に住するものと交際せず、冠婚葬祭も
陸上とは全くその縁を絶ち、水居仲間にてこれ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
の防衛なり。即ち、わが現在の国防は持久戦争を予期して次の力を要求す。 ※ ソ国の
陸上武力と米国の海上武力に対し東亜を守り得る武力。 ※ 目下の協同体たる日満両国....