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「陸戦隊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

陸戦隊の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地図に出てくる男女」より 著者:吉行エイスケ
して南北の橋路に支那軍隊と衝突して河畔に対峙《たいじ》し遂に市街戦となり、各国の陸戦隊が出動して共産軍は撃退され、一時間後上海は平穏に還った。 しかしこのあわ....
武装せる市街」より 著者:黒島伝治
になった。 「青島には巡洋艦が一隻と、駆逐艦が四隻も碇泊してるのよ。銃をかついだ陸戦隊があがってたわ。ズドンと大砲をぶっぱなしたら、陰気くさい支那人が『デモだ』....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
ちいっているものと見なし、居留地保護の必要があるとして、にわかに仏米と交渉の上、陸戦隊を上陸させた。そのうちの英国兵の一隊は進んで生田に屯している備前藩の兵士に....
光と風と夢」より 著者:中島敦
王を追うてアピアの東方ラウリイの地に包囲した。タマセセ王救援の為に上陸した独艦の陸戦隊はファンガリィの峡谷でマターファ軍のために惨敗した。多数の独逸兵が戦死し、....
二つの庭」より 著者:宮本百合子
て行われはじめた。その新聞記事を、伸子は目をみはってよんだ。北伐軍が南京で日本の陸戦隊と衝突し、漢口でも同じようなことがおこった。間もなく蒋介石の弾圧がはじまっ....
怪塔王」より 著者:海野十三
た。 帆村探偵 1 さわぎはますます大きくなって、午後になると陸戦隊がボートにのって、浜べにつきました。そしてただちに警戒につきました。 沖....
東京要塞」より 著者:海野十三
浦埠頭に着いた。 出迎えと見物とに集った十万人ちかい東京市民の間を、マール号の陸戦隊員二百名が、例の記念塔を砲車|牽引車に積んで、粛々と市中を行進した。 そ....
電気鳩」より 著者:海野十三
う」 高一が、父秋山技師をつれてトーチカを出たとき、ちょうどそこへ、大石大尉が陸戦隊をひきつれてかけつけました。大尉も決死のかくごで、中の島へせめこんできたの....
火の扉」より 著者:岸田国士
仕事でして……」 「海軍ならわかるけど……」 「ところが、今度の戦争では、海軍の陸戦隊の向うを張つて、陸軍の軍艦つていうものをこさえましたからねえ」 「それで、....
だいこん」より 著者:久生十蘭
「あの連中が日本で最初に見たモースーメさんにぜひインタヴュウしたいというんです。陸戦隊《マリン》第一師団の従軍記者で、大学を出た愉快なやつばかりです」 フレッ....
昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
た。 そして呉淞《ウースン》砲台の沖で、米国駆逐艦三隻を撃沈したのだ。 わが陸戦隊は米国の海兵隊を襲撃して、三百人の敵兵を捕虜にした。 台湾海峡では巡洋艦....
「太平洋漏水孔」漂流記」より 著者:小栗虫太郎
、隊長夫妻ならびにその一子、以下白人戦死体の首の拾得は禁ずる。 フインシャハ守備陸戦隊長ベレスフォード キューネは、眼がくらくらして倒れそうになった。ことに、....
上海」より 著者:横光利一
つき払っていった。 「僕は先日、中国新聞のある記者から聞いたのですが、ここの英国陸戦隊を弱めるために、最近ロシアから一番有毒な婦人が数百人輸送されたということで....